スタイリスト大草直子さんが指南 <br>“ちょうどいい”大人カジュアル塾<br>Vol.9「ロングブーツ」は黒と茶、どちらがおすすめ?

スタイリスト大草直子さんが指南
“ちょうどいい”大人カジュアル塾

Vol.9「ロングブーツ」は黒と茶、どちらがおすすめ?

大人気スタイリスト大草直子さんが「大人のカジュアル」の悩みに応えてくれる人気連載。
第9回目は、本格的に人気が復活した「ロングブーツ」。いちばん悩むブーツの色選びについて、教えてもらいました。



Q. 今年こそ「ロングブーツ」が欲しいのですが、黒と茶のどちらが使えますか?

A. ブーツを主役にするなら「茶」。なじませるなら「黒」がおすすめです

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「ブーツに限らず、“定番カラーである黒と茶ではどちらがおすすめか”という質問は本当によくいただきます。もちろん絶対にどちらか一方ということはなく、ご自身のワードローブやなりたいイメージで選んでいただくのがいちばん。

茶色はエレガントで、黒はどちらかというとカジュアル。ブーツをコーディネートの主役にしたいなら茶、なじませたいなら黒がいい。ファッションのテイストでいうなら、ミラノが好きなら茶、ニューヨークが好きなら黒かな。

茶色のブーツなら、たとえばベージュやグレージュ、モカ、ブラウンと色を重ねたコーディネートもおすすめ。ブーツの明るいブラウンが引き立ちます。今回はグラデーションにしたので、バッグも茶系にしましたが、ブーツとバッグの色を揃える必要はありません。茶と黒を合わせてもキレイなので、ブラウンのブーツに黒のバッグもいいですし、ボルドーや深いグリーンなどの秋冬カラーを合わせても素敵です」
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「見た目からも伝わるしなやかで上質なレザーは履いていても心地よく、脚になじんでくれます。ここ数年フラットなシューズを定番化していたからこそ、また華奢で繊細な8cmヒールが新鮮だし、履きたい気分。ロングブーツだからといって膝上丈のボトムを合わせなくて大丈夫。膝下丈のタイトスカートとロングブーツが重なる着こなしが大人のエレガントを感じさせてくれます」
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シャツ<Cabana>
ノーカラー ロングテール シャツ   ¥31,900(税込)

ワンピース<08SIRCUS
SUPER120'S WOOL JERSEY コクーンドレス ¥47,300(税込)

ブーツ<PELLICO
BANDA アネッリ サトゥルノ 2.5CM ロングブーツ BLACK ¥121,000(税込)

バッグ<PELLICO BAG
ANELLI イントレチャート MINIME バッグ BLACK ¥53,900(税込)


黒の乗馬ブーツはモノトーンできりりとした雰囲気で


「黒のブーツは金具が効いた乗馬ブーツを選びました。甲の厚みを抑え、すっきりとしたシルエットになっていたり、ソールはレザーに見えて、実はラバーを使っているなど、オーセンティックに見せながらもアップデートされています。黒のジャンパースカートに白いブラウスで凜としたモノトーンでコーディネートにしましたが、その他にもデニムを合わせたり、トラッドなチェック柄スカートと一緒に楽しんだり、今シーズンのトレンドによくフィットする一足です」


着用アイテム




Profile – 大草直子

1972 年生まれ 東京都出身。大学卒業後、現・ハースト婦人画報社へ入社。雑誌の編集に携わった後、独立しファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。WEBメディア「AMARC(amarclife.com)」を主宰。AMARC magazineの編集長兼発行人。インスタグラム@naokookusaも人気。

Styling&Model / Naoko Okusa
Photo / Shungo Tanaka(MAETTICO)
Hair&Make / Tomoko Noda
Edit / Rina Koyama