スタイリスト金子綾さんが選ぶ、
この夏の名品LIST

トレンドよりも自分に似合うもの。〝たった一枚〟を見極める、その抜群のセンスとバランス感で、私服ファッションにもファンが多いスタイリストの金子綾さん。AMAN ONLINE STOREの中から、綾さんが選ぶこの夏の名品をご紹介するこの連載。第二回目も綾さんメソッドがいっぱいです。



vol.02
1er Arrondissementのワンピース

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今回、綾さんの目に止まったのが、1er Arrondissementのシャツワンピース。シャツもワンピースも着るのに、実はシャツワンピースには苦手意識があり、ここのところ遠ざかっていたアイテムなのだそう。「年齢的なものもあるかもしれませんが、どうしてもちょっとほっこりしてしまう気がして……。でもこれならいけるかもしれない、そう思わせてくれた一枚です。元来ベーシック好きな私ですが、シャツワンピースに関しては、トラッドが強過ぎないもの、真面目すぎないものがいいみたい。これはたっぷりと身幅があってユルっとした雰囲気が絶妙です」。

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さらには、襟がコンパクトなので、どこかガーリーさもあるデザインにも惹かれたのだとか。「ずっとどこかに女らしさのあるスタイリングを心がけていましたが、40代に突入してからは、むしろ可愛げを重視するように。これはそんな今の気分にもフィットします」。綾さんは着方にもこだわりがあるのだそう。「シャツワンピースこそ襟を抜いて着るのではなく、あえてボタンを上まで閉めて、ちょっとストイックに。どちらかというとモードに着こなすことで、ほっこり見えません」。

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どんなトレンドのものでも、みんながいいと言うものでも、自分に似合わないアイテムは着ないと語る綾さん。逆に言えば、どう自分らしく着こなすかも大事なんだとか。「あえてキャップをかぶってカジュアル感をプラス。ちょっとぽってりとしたセミスクエアの靴にソックスを重ねてエッジを効かせたのもポイントです」。シンプルなシャツワンピースが綾さん節の効いたスタイリングに早変わり。さすがです。

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ワンピースの他に綾さんが1er Arrondissementで手に取ったのがカーキのワイドパンツ。タックがたくさん入ったワイドシルエットに、フロントにスリットが入ったデザインで、涼しげな一枚。「これはグレイッシュカーキの色味が秀逸。同じようなグレイッシュブルーのトップスでトーンを揃えて。ニュアンスカラーのアイテムは、それだけでこなれた雰囲気になります」

今回は、着こなし方まで視野に入れた、綾さんのモノ選びの奥深さを目の当たりに。次回はどんなものを選ぶのか……。ひとつひとつに物語がある綾さんの名品選び、次号もお楽しみに。

BRAND

1er Arrondissement(プルミエ アロンディスモン)

お気に入りのファッションやアート、大好きなカメラで撮った写真に囲まれて過ごす……。自分らしいライフスタイルを大切にするパリ1区に住む女性をイメージしたブランド。きめ細やかにディテールまでこだわったライナップは、上質でシンプル、クリーンなトラッド感、自然体のモード感などいろいろなスタイルにマッチ。

着用アイテム


参考アイテム



    PROFILE
    金子綾

    「oggi」など数多くの女性ファッション誌をはじめ、広告、カタログなどで幅広く活躍する人気スタイリスト。シンプルをベースとしながらも、程よくエッジが効いた抜け感スタイリングに定評あり。抜群の審美眼とセンスが光る私服にもファンが多数。自身のインスタグラム(@ayaaa0707)も17万フォロワーを超える。近著「黒のおしゃれ EVERYDAY BLACK」(小学館)も好調。

STYLING・MODEL/AYA KANEKO
PHOTO/YUTARO YAMANE
HAIR&MAKE-UP/MAIKO INOMATA(tron)
EDIT/YUKIKO TSUKADA